コマユミの紅い実・紅葉の魚沼丘陵 … 自然観察・WanderVogel2015/10/16

魚沼丘陵のコマユミ
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魚沼丘陵の尾根稜線を走る「魚沼スカイライン」で見かけたコマユミ(小真弓)の赤い実。

コマユミはマユミの小さい版、というようなニュアンスのネーミングですが、実際には枝に「翼」が無いだけで、あとはニシキギとまったく同じですので、コニシキギと名付けたほうが説明しやすかったりします。マユミとは実の付き方が違いますので、マユミとはすぐに見分けがつきます。

近くには同じくニシキギ科のツリバナやマユミも自生していて、それぞれが独特の形をした紅い実を枝から垂らしていました。
この実のように、皮(仮種皮)が裂けて中から実が出てくる種類の種子のことを「朔果:さくか」と呼びます。
コマユミの仮種皮は写真のように濃い紅色をしていますが、マユミのほうは薄いピンク色をしています。マユミの木はこの時期は木全体が淡いピンク色に染まって見えます。

コマユミはニシキギと同じように両性花を付ける雌雄同株です。
マユミのほうは今まで雌雄異株といわれていましたが、最近は不完全雌雄異株として、雌雄同株であるという研究もあるようです。詳しくは解りませんけど・・・

ニシキギ科の木は美しく紅葉することで知られています。
コマユミも本来でしたら徐々に紅葉しているはずなのですが、この木の葉はなぜかあまり色付かずに一部はすでに枯れて落葉し始めていました。

小枝の先端には、来年の新芽(冬芽)がすでに小さく姿を現していました。

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