忙しかった地方の仕事が一段落、久しぶりの畑仕事 … 畑仕事・WanderVogel2015/10/01

ヤマノイモのムカゴ
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今年春から関わっていた地方での仕事も9月末でひとまずひと区切りして、気持ちにも少し余裕ができました。

昨日、今日と庭の植木の手入れと雑草取り、畑の草刈りと冬野菜の植え付け、と今までサボっていた分を今頑張って取り戻しています。

まずは昨日半日かけて、庭木の整理と雑草取りです。
あちこちにムシャムシャ生えているホトトギスを一部を残して引っこ抜いていきます。次に、ナンテンの伸びきったヒコバエを刈っていきます。
膝上まで生えているミョウガを根元からザクザクと刈り取っていくと、根元にはいくつものミョウガの芽が出ていました。
八百屋で売っているものより新鮮で美味しそうに見えますが、花が咲いているものも多いので、観賞用にそのまま残してあります。

午後からは畑に出て、まずは雑草刈りです。刈り払い機をフルスロットルで2時間、やっときれいになりました。
周辺だけでなく、畑の中までも雑草が生え放題の状況でした。
いくらなんでもサボり過ぎです。

すべてを耕す時間はないので、とりあえずダイコンとカブを植える面積分だけ、ガチガチに固くなった畑の土をスコップで起こしていきます。
その後に、耕運機を何回もかけて、やっと元の畑らしくなりました。
ダイコンを2列、カブを1列植えて、昨日・今日の畑仕事を終りにします。
うー、腰が痛い!


畑の周りには秋の恵みがたくさん目に付きます。写真は雑草に絡み付いたヤマノイモの若い種子とムカゴです。
大きく育ったムカゴを選んで、収穫して帰ります。

ヤマノイモは良く似た姿のオニドコロと混生して生えています。葉で見分けるのは少しコツがいりますが、実の付くこの時期は、種子の形状と向きで判別は容易に出来ます。
それに、ムカゴはヤマノイモにしか出来ませんからね。

畑の周りにはツル性の植物がたくさん見られます。いったいどのくらいの種類のツル性植物があるのか数えてみました。
ヤマノイモやオニドコロの他にも、クズ、カラスウリ、ノブドウ、ヘクソカズラ、センニンソウ、アケビ、ミツバアケビ、スイカズラ、サネカズラ、サルトリイバラ、ツタ、ヤブガラシ、と実に14種類ものツル性植物をこの狭い範囲で数え上げることが出来ました。

陽当たりの良い斜面では、低木と言わず高木と言わず、すっかりツルに覆い隠されてしまった木々も多くあります。
「マント群落」という用語がありますが、まったくそのままズバリの状況です。

ツル植物恐るべし、です。

西黒尾根から登る谷川岳・紅葉 … 登山・WanderVogel2015/10/04

西黒尾根から登る谷川岳・紅葉
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昨日(10/3)、快晴の中、西黒尾根から谷川岳に登ってきました。
昨年の秋もそうでしたが、今年も快晴の天気に恵まれました。雲ひとつ無い最高の登山日和になりました。
写真は西黒尾根の途中から、美しく紅葉した小ピーク越しに谷川岳 トマの耳を見上げたところです。

紅葉しているのは、ムシカリ(オオカメノキ)、ミズナラ、ナナカマド類で、黄葉しているのはブナやカエデ類です。
岩稜の岩肌とのコントラストが美しかったです。

今回は単独行ではなく、久しぶりに友人と二人での山行でした。
タイムスケジュール:
5:25 駐車場発 ~ 5:30 谷川岳登山指導センター ~ 6:00 西黒尾根登山口 ~ 7:50 鉄塔下 ~ 8:20 ラクダのコル ~ 10:10 肩の広場 ~ 10:15 トマノ耳(昼食)11:00 ~ 12:15 熊穴沢避難小屋 ~ 12:55 天神平ロープウェイ駅 ~(ロープウェイ)〜 13:20 土合口ロープウェイ駅着

三国峠で見つけたセンブリの花 … 自然観察・WanderVogel2015/10/05

三国峠のセンブリ
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ゲンノショウコ、ドクダミと共に、日本の三大民間薬として知られているセンブリ。
リンドウ科センブリ属の二年草です。

二年草(二年生植物)とは、1回の生活環(発芽し、葉を伸ばし、花を咲かせて種子を付け次につなげる、という成長のサイクル)を完了するのに、2年掛かる植物のことを言います。
1年目には、発芽した芽・葉がロゼット状の根生葉となって越冬し、2年目の8月から9月に花を咲かせます。
写真にもアリが花に取り付いているのが見えますが、花冠(花弁の集まり)の基部に蜜線があり、それでアリを呼び寄せて受粉を行ないます。

センブリは「千回煮出しても(振出しても)まだ苦い!」ということから名付けられたと言います。
開花時の全草を摘み取り乾燥させ、煎じるか粉末にしてお茶として飲むと、胃腸虚弱、下痢、腹痛に効果があるようです。
ただし、生薬(ハーブ)の中で、一番苦いと言われていますので、お茶にしても猛烈に苦いのでしょうね。
病気になっても、飲みたいような飲みたくないような…


昨日の野沢温泉からの帰り道、三国峠の山中で、センブリの群生を見つけました。
陽当たりが良くて、少し湿り気のある開けた林の中で、地面から立上がるような感じで、あちらこちらにたくさんの花を咲かせていました。


センブリは丹沢や箱根などの山でもたまに見かけることがありますが、生薬やセンブリ茶といった民間薬としてだけでなく、山野草としても人気なのでしょうね。
花が咲いている姿を見ると、次ぎに行った時にはすっかり無くなっていることがあります。
すべてが盗掘されているとは思いたくありませんが、blogなどでも正確な場所を書くのがためらわれる植物でもあります。

群馬県ではまだ絶滅危惧種などのレッドリストには入っていないようですので、この清楚な花を咲かせるセンブリの群生がいつまでも見られることを願います。

西黒尾根のブナ林で見つけたムシカリの紅葉 … 自然観察・WanderVogel2015/10/06

西黒尾根のムシカリの紅葉
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西黒尾根でひときわきれいに紅葉していた、ムシカリ(オオカメノキ:大亀の木)の葉

朝6時前に谷川岳登山指導センターを出発して、西黒尾根を登り始めます。
しばらくすると、朝日が後ろから追っかけてくるように上がってきました。
標高の低い周りのブナ林はまだ黄葉し始めていなくて、ムシカリだけが真っ赤に色付いていました。

少し黒ずんだ深みのある紅の色が、柔らかい朝日を透かして、登山道を明るい紅に染めています。
ムシカリの紅葉の色には、黄色から紅、濃い赤紫色までかなり個体差があるといいますが、ここのムシカリの紅葉はひときわ鮮やかで、ハッとするほど美しい紅色に染まっています。


ムシカリ・オオカメノキ(スイカズラ科ガマズミ属またはムシカリ属)は、春先の白い花の咲く頃も、夏の終わりの紅い実の付く頃もきれいなのですが、こうして紅葉した姿がまた美しい!

この時期、紅葉した葉の根元には、可愛らしい来年の冬芽が顔を出しています。

西黒尾根のツリバナ・谷川岳尾根歩きの魅力 … 自然観察・WanderVogel2015/10/07

西黒尾根のツリバナ
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谷川岳登山指導センター前のゲートの隣に、真っ赤に色付いたツリバナの実がいっぱいぶら下がっていました。
まだ緑々した葉っぱとのコントラストが、紅色をさらに際立たせています。

ツリバナ、漢字でもそのまま「吊花」と書きます。美しい紅葉で名高い「ニシキギ;錦木」の仲間です。
この時期は吊り下った種子だけが色付いていますが、そのうちに葉っぱもきれいに紅葉してきます。
ですので、この種類は二度「紅葉?」を楽しめるというわけです。

神奈川県/丹沢の山中でもポピュラーに見ることが出来るツリバナですが、西黒尾根でも指導センター周辺の比較的標高の低い場所ではたくさん見ることができました。

指導センターが建っている地点が標高750m程度ですから、ここから西黒尾根を登り、トマの耳(標高2,000m弱)まで上がると、高低差1,200mを歩き通すことになります。

谷川岳は標高が2,000mに満たない中級山岳ですが、新潟県境に接する特殊な地域性と風土・険しい地形などによって、標高ごとに異なる個性豊かな植生を段階を追って見て歩くことが出来ます。それがここの尾根の大きな魅力のひとつです。

谷川岳周辺は森林限界がおよそ1,500m前後と低いため、3,000m級の北アルプスと同じくらい数多くの高山植物が見られることでも知られています。

また、山登りの視点から言えば、天気の良い時を選んで西黒尾根を登れば、目指す頂上とそのルート(西黒尾根)、帰りの尾根(天神尾根)の状況と終着点(天神平ロープウェイ乗場)、大源太山や越後三山方面、万太郎山から平標山・苗場山方向までもがいっぺんに見渡せるのも魅力です。
何と言っても、どこを目指すにせよ目標地点がずっと見えているというのは、大きな安心感があります。


ただし、濃霧の日や吹雪の日に登るとなると、かなり辛い登山を覚悟しないといけません。
舐めてかかると、牙を剥く山の恐ろしさを身をもって実感することになります。


季節はすでに10月に入っていますので、残念ながら高山植物の花の季節は終ってしまっています。
西黒尾根登山口から谷川岳頂上まで登る道すがら、目に入ってきた樹木や花や実を付けていた植物をざっくりと列記してみると、以下のような感じでした。(順不同)

ススキ・ツリバナ・クロモジ・コクサギ・シロヨメナ・ウワバミソウ・ズミ・ブナ・ヤマザクラ・ツツジ類・イロハカエデ・ハウチワカエデ・ヤマアジサイ・イワガラミ・コナラ・ホウノキ・トチノキ・ウリカエデ・ホソエカエデ・モミ・シラカバ・ミズナラ・アラカシ・ヤブタバコ・ムラサキシキブ・フユイチゴ・ムシカリ・カシワバハグマ・ツタウルシ・ツルアリドオシ・オヤマボクチ・ミヤマシキミ・シャクナゲ・コブシ・モクレン・タムシバ・ユキザサ・ツルリンドウ・ツルシキミ・ヤマハゼ・ウルシ・フデリンドウ・ガマズミ・イワショウブ・アカミノイヌツゲ・ウメバチソウ・ミヤマナラ(ミズナラの高山種)・ハイイヌガヤ・ヤマハハコ・ナナカマド・ウリハダカエデ・ヨツバヒヨドリ・シシガシラ・などなど

谷川岳頂上直下の美しい紅葉・ミヤマナラ(深山楢) … 自然観察・WanderVogel2015/10/08

谷川岳とミヤマナラの紅葉
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谷川岳頂上付近のミヤマナラ(深山楢)の美しい紅葉!

雲ひとつ無い快晴の青空と山頂付近の笹原、そして目の覚めるような鮮やかなミヤマナラの紅葉。
普通のミズナラよりも葉っぱがずいぶん小さいですが、それにしても見事に紅く色付いています!

写真一番左の尾根上 わずかに顔を出している部分がトマの耳の頂上で、中央右に尾根からピョコンと飛び出した岩が「西黒尾根のザンゲ岩」になります。

ミヤマナラはミズナラの変種(高山種)で、多雪地帯の森林限界付近で見られる背の低いミズナラは、だいたいがこのミヤマナラと考えてもよいようです。
たしかに、地面を這うように、低く低く成長しています。
背が低いことで、冬の豪雪にも人も飛ばされるほどの強風にも耐えることが出来るのでしょう。

中部以西の日本海側の高山地に分布しているということですので、この谷川岳のミヤマナラは日本海由来(日本海型植物群)の樹木と言うことになりますか。

谷川岳エコツーリズム推進協議会の解説では、「日本海要素の植物とは、多雪条件に適応したり、多雪条件に守られて古い植物が残存するなど、日本海側気候の影響を強く受けた植物群をいい、みなかみ町の広い範囲に分布している。みなかみ町における日本海要素の植物相では、約120種が自生している。」とあります。

世田谷の散策路の桜の木に張られていた注意書き … 自然観察・WanderVogel2015/10/09

モンクロシャチホコに注意
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世田谷区都立大学に構造検査に出かけた帰り道、街路の桜の木に「モンクロシャチホコに注意!」の看板が張付けられていました。

周辺に住む住民から、「桜の下を散歩していると上から気持ちの悪い毛虫が落ちてくるので、退治してくれ!と、行政にクレームでも付けたのだろうか。
文中から、看板は世田谷区で張ったか、区からの回答を町内会が張り出したか、な感じになっています。

ちなみに、張り紙を書き写すとこんな内容でした。
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モンクロシャチホコに注意!
この毛虫に毒はありません。特に危険は無いため、区では薬剤散布による駆除は行ないません。
成熟した幼虫の体長は、約5センチで紫黒色の身体に黄色みがかった毛が生えています。桜などのバラ科の植物を好みます。シャチホコの名の由来は、幼虫がシャチホコみたいに頭と尾をふりあげるポーズが得意だからこの名前が付いたという話もあります。
幼虫は、葉を大量に食べて育ち、毎年、8月から9月頃に樹上から地面に降りてきます。そして落ち葉や浅い土中に潜り、蛹になって、冬を越し、6月から7月にかけて成虫になります。
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最近はモンクロシャチホコが大量発生することがあります。(うちは、ヒロヘリアオイラガの発生で、イロハモミジが丸裸にされてしまいましたが…)
そうなると、取り付いた桜の木の葉を全て食べ尽してしまいそうなほどに食欲がおう盛です。
丸坊主になった桜に木の下には、モンクロシャチホコの黒くて丸い糞がびっしりと落ちていることがあります。

モンクロシャチホコはシャチホコガという蛾の一種で、毒は無く、特に人間に害を加えるような生物ではありません。
ですので、葉を喰われてしまった桜の木には気の毒ですが、簡単に薬剤散布で駆除するというわけにもいきません。

ですから、東京都区内の区役所の担当も周辺の自治体も、安易な農薬散布は行なっていないのが実情のようです。
農薬散布は、モンクロシャチホコだけでなく、他の生物の生存をも脅かします。
毛虫がいくら気持ちの悪い存在でも、人間の都合だけで殺すことは出来ないということですね。


しかも、なんと!、もっとびっくりしたのは、ネットで調べてみると、このモンクロシャチホコ、桜の葉を専門に食べることから身体から桜の香りがするということで、好事家から「桜毛虫」と呼ばれ、昆虫食の食材として注目されているようなのです。
ホントなのかなぁ? でも、物好きはどこにでもいるからなぁ。

ちょっと信じられない話ですが、世の中いろいろな趣味の方がいますので、そういうこともアリ、なのかもしれませんね。

私は絶対食べませんけどね。

イロハモミジの幹に作られていたヒロヘリアオイラガの越冬巣 … 自然観察・WanderVogel2015/10/10

ヒロヘリアオイラガの越冬巣
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先日(9/30)にblogにUPした、ヒロヘリアオイラガの越冬巣(抜け殻)を見つけた。

イロハモミジの幹の裏側を探してみると、すでに抜け殻となっている越冬巣(昨年の?)があった。上部に丸い穴が空いているので、そこから羽化して出たのだろう。
穴にサナギの時の皮(シャック?)が引っ掛かっているものまである。

先日のblogでも書いたように、今年のは終齢幼虫の段階であらかた駆除してしまったので、他にないかと木の幹を目を凝らして探してみましたが、今年の新しいものはどうやら無さそうです。
と言っても、穴が空いているので「巣」と解るが、空いていない状態であればはたして気が付いたかどうか・・・見事な擬態・カモフラージュです。


安心したのもつかの間、それから数日後、思わぬところに越冬巣を作っているではないか。
カエデの木のすぐ下に、大きめの鉢植えのヤブランを置いているのですが、その素焼きの鉢の側面をよ~く見ると終齢幼虫からサナギになる一歩手前の姿で越冬巣に入っているヒロヘリアオイラガを10匹ほど見つけました。

う~ん、こんなところに潜んでいたのか・・・、なんてこった、油断も隙もない。見つけたからには徹底的に駆除したのは言うまでもない。
ちゃんと駆除しておかないと、来年も今年同様に丸裸にされてしまうからね。


でも、もともとはこいつらいったいどこからやってきたのだろう?
不思議だなぁ。

畑仕事で見つけたキツネノマゴの花 … 自然観察・WanderVogel2015/10/11

キツネノマゴ
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遅ればせながら、ダイコンとカブの種蒔きをし、先日はネギ(九条ネギ)の植え替えを終らせ、雑草だらけだったところが徐々に元の畑らしくなってきました。

先日(10/01)書いたように、畑の周りのツル性の植物はみな種子を付けていて、畑奥のクヌギやアラカシ、コナラの木々にもたくさんのドングリが育ってきています。
この季節、花の姿を見ることがあまりない山上の畑周辺ですが、足元にはちゃんと花を付けている草花がありました。
そんななかのひとつが、キツネノマゴ(キツネノマゴ科)です。

キツネノマゴ(狐の孫)、変わった名前です。
でも、そのへんの野山を足元にちょっと注意しながら歩いてみると、案外普通に見かけることが出来る一年草です。
淡いピンク色の花自体は直径1cmにも満たない小さな花ですが、花の付いている「穂」状の花穂のほうは目立ちます。

唇形の花びらの中を良く観察すると、きれいな白い星型の模様が見えます。
変わった名前の由来は、この花穂の形がキツネの尻尾に似ているからだと言われたりしますが、どうなんでしょうか?
確かにそう見えなくもないですが、、、


そういえば、草花には「キツネ」と名の付くものが多くあります。
知られたところでは、キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)、キツネノボタンやケキツネノボタン(キンポウゲ科)、キツネアザミ(キク科)、キツネノテブクロ(ゴマノハグサ科)などがあります。

また、別名でキツネノチャブクロ(狐の茶袋)なんて呼ばれるものもありますが、これなどは、コミカンソウやゴンズイ、ムラサキケマン、ホコリタケ、ツチグリなどがみなこの別名で呼ばれているのだそうで、こうなると何が何やら ちょいとややこしいです。

キノコの仲間でも、キツネノエフデ(狐の絵筆)と呼ばれるスッポンタケの一種がありますが、これなどは姿かたちが言い得て妙で、見ると納得させられます。

自然観察は別に深い森や高い山に行かなくても、普段歩く道の足元からでも十分に楽しめるものですねぇ。

大崎でのイベント・工作教室 … インストラクター・WanderVogel2015/10/12

大崎イベント工作教室
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大崎で行なわれる地域イベント。インストラクター仲間の会社が毎年イベントのブースを出展しています。
3年前から私も縁があって、工作教室のお手伝いで参加させていただいています。
さすがは大企業です、各ブースの中でも一番目立つ位置を占めています。

工作教室は毎年大盛況で、今年も順番待ちの列は絶えることがないほどの盛況ぶりです。
10席ほど作ってあった作業スペースも、子供たちで絶えず満杯状態で子供には親御さんが付き添いますので、身動き出来ないほどの状態でした。

みな一様に楽しそうに工作作りに没頭しています。

工作は、神奈川の森や林で集めてきたドングリや小枝、松ぼっくりやスライスした丸太などを使って作る、クリスマスツリーやコースター、キーホルダーなどです。

席についてしばらくは手が動かないシャイな子供も、ちょっとしたきっかけを与えてあげると、積極的に工作にのめり込んで行きます。
子供たちは小さいながらも自分の「美意識」が形成されつつあるのか、お母さんお父さんの手出しを断りながら自分の世界に没頭している姿はなかなか興味深いものです。

はじめて小刀や彫刻刀を使って作業する子も、10分もすると馴れた手付きになっていきます。
危険だからと子供に刃物を持たせない風潮がありますが、小さいうちに刃物の使い方を覚えさせることはけっして悪いことではないと私は思うのですよ。

イベントではわずかでも怪我をさせる訳にはいきませんから、そういう作業をする時はインストラクターが付ききりで見ていくことになりますが、一度使い方を教えるとみんなけっこう器用に使えるものです。


昨年は2日間のイベントにうち、1日が台風直撃で中止になりましたが、今年は晴天に恵まれて、気持ちの良い秋空の下で楽しい一日を過ごすことが出来ました。


終了後の報告会と打ち上げで、またも飲み過ぎてしまいました。
(まあ、毎度のことではありますが、、、)

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