ハデな色の葉柄と可愛い葉痕、カラスザンショウの冬芽 … 自然観察・WanderVogel2015/11/30

カラスザンショウの葉痕と冬芽
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昨日のスナップをもう1枚、カラスザンショウの幼木に出来た葉痕と冬芽。

まだ何枚か葉っぱを残しているが、葉が落ちると葉痕には大きな維管束痕が3つはっきりと見える。
その上には丸いかたちの冬芽(側芽)がピョコンと付いています。冬芽は半球形で、3枚の芽鱗を持った隣芽なのがよく解ります。

幼木のうちは幹が鮮やかな緑色をしていてよく目立ちます。
紅く色付いた葉柄、黄緑色に紅葉した葉と相まって美しい姿を見せてくれていました。

高さの割に太い幹(枝?)、鋭い刺がたくさん付いている。一度見ると忘れられない姿です。

カラスザンショウは本当のサンショウと違い、実を香辛料として使うことは無いのだが、実を取って手の中で擦ってみると、ほのかに山椒らしい香りがします。
この時期、高い樹上のてっぺんにたくさんの実を付けているのを見ることができます。

イヌザンショウ同様、実(種子)にはアルカロイドを含むと図鑑には書かれているので、代用品として使うことは避けた方が良いだろうね。

ミカン科なので、葉っぱはアゲハチョウ類の食草になっています。

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