スイス/ミューレンとアイガー北壁 1994 … WanderVogel2012/04/07

スイスアルプス・アイガー北壁
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1994年秋、パリを出てロンシャンの礼拝堂を訪れた後にそのままスイスに入り、ミューレンという可愛らしい小さな山村に連泊していました。

あまりの美しさと快適さに結局その後、スイスには丸々2週間以上も滞在することになりました。

ミューレンという村は、ベルナーオーバーラント地方のラウターブルンネン谷にそそり立つ 氷河が削り取った高い崖の上にある山村です。
連泊していた民宿の食堂のテラスからは、深い谷越しに美しいベルナーアルプスが一望に見渡せました。

アルプス山脈の山容というのは厳しい岩稜一色なのですが、その山麓には放牧地が広がり高山植物が咲き乱れていて、ブルーメンタール(花の谷)と呼ばれているやさしい光景が広がっています。

写真はクライネ・シャイデックからアイガーグレッシャーへ向かう途中に仰ぎ見たアイガー北壁の姿です。
アイガー(3,970m)の右側にはメンヒ(4,099m)、ユングフラウ(4,158m)が並んで連なっています。

メンヒとユングフラウのコル(鞍部)にある山岳鉄道の駅(ユングフラウ ヨッホ)からは、壮大なアレッチ氷河(Aletsch gletscher)を見ることが出来ます。

ヒマラヤの「トレッキング」とはひと味もふた味も違う、気軽な「ハイキング」を楽しむことが出来るのがヨーロッパの、スイスの、山歩きの大きな魅力です。
歩き疲れれば、ケーブルカーでもロープウェーでもリフトでも、様々な山岳交通機関が準備されています。

また、アイガーなどの主峰頂上まで安全に連れて行ってくれる登山ツアーも現地では盛んで、多少の山登りの経験とそれなりの装備があれば頂上に立つことも難しくはないそうです。

・・・不定期に つづく

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