横浜山手のフランス領事館跡周辺 … 邸園/文化財保全・HM2013/06/25

横浜山手フランス領事館跡
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元町商店街からフランス橋を渡り、港の見える丘公園に登っていく途中にあるフランス領事館跡周辺の丘一帯は今では緑濃い公園になっていて、木々の間からベイブリッジや港の情景を望むことができ、横浜山手らしい雰囲気を醸し出しています。

幕末から明治の始めにかけて、「港の見える丘公園」周辺にはイギリス軍が、その裾野一帯にはフランス軍が駐屯していて、それぞれに領事館や駐屯軍兵舎が置かれていたという記録が残っています。

先の戦争では敗戦間際にこの辺りもかなり大規模に空襲被害を受けて荒廃していましたが、昭和37年にイギリス式の沈床花壇、噴水公園、ローズガーデンなどが造られ、庭園/公園として整備されました。

横浜山手の文化遺産は現在残っている三十数棟の西洋館(公開しているのは7棟)や明治/大正期の土木遺構などに留まらず、こういった庭園や植栽にも往時の雰囲気が受け継がれています。

フランス領事館跡一帯の丘にはタブノキやクスノキ、シイノキなどの高木常緑樹、プラタナス(スズカケノキ)やカエデ類のような紅葉する高木落葉樹のほか、ヒマラヤ杉なども植えられていて、深い森林の中を歩くような気分が味わえます。

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