応急危険度判定調査 参集訓練・模擬訓練 … 震災ボランティア2013/10/23

応急危険度判定模擬訓練
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神奈川県建築物震後対策推進協議会主催の応急危険度判定調査 参集訓練・模擬訓練に行ってきました。

訓練会場が相模原市の津久井湖の近くということでかなり距離がありましたが、震災が発生した場合の本番の調査では移動などに関してはもっと不便を強いられることを考えれば、このくらいはなんということはない、ということか。
僕も中越沖地震の翌日に被災地に入った時には、早朝に車で出発し(関越トンネルは通行止めでしたので)長野/中野市経由で津南村から信濃川沿いに下ってくるというルートを通りましたが、かなり危険でかつ不自由を感じました。

何年か前に応急危険度判定士の資格を取ったとはいえ、普段さほど気にすること無く暮らしていますので、たまにこういった調査にあたっての参集訓練や模擬訓練を受けておかないとすっかり忘れてしまうものですね。

模擬訓練には若い人(男女)もけっこう参加されていて、聞いてみると市の建築指導課など行政の係官でした。考えてみれば何かあれば真っ先に応援に行くのは彼らだからなぁ、と妙に納得しました。
阪神淡路大震災でも新潟(沖)地震でも、3.11東北地方太平洋沖地震でも、一般の建築物の被害があまりに甚大だったことで少し影が薄くなっているが、重要文化財や重文クラスの建物/民家/文化財の被害状況と修復等の可能性の有無などそういった情報に関してはあまり世間にはニュースとしては流れていないように感じます。
あれ? そうでもないのかな?(うちにはテレビがないのでよく解らんが…)

一般の建物以外のそういった貴重な文化遺産的な歴史のある民家や古い建物にも当然「応急危険度判定」は必要なわけで、県のヘリテージマネージャーに参加しているのも同じ理由からですが、そのへんが地方行政でも国レベルでもボランティア活動においても今後リンクしていくことになれば、自然災害によって「人知れず」消えていく文化財が減っていくことに繫がるのだろうなぁ。
そういうことに前々から気付いていて、すでにしっかりと(ボランティア的に)活動をされている方もおられる。まったく頭が下がります。
ただ問題は、そういうことが出来る専門的な人材の数があまりに少ないということだな。きっと。

9/27から「応急危険度判定支援ツール 体験版」という名前で、i-Phone、i-Pad等のiOS用のアプリがApp Storeで無料配布されています。

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