気になるコケの話・本 … 自然観察・WanderVogel2014/03/22

コケの世界
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先日、書店で面白い(楽しい)本を見つけ、思わず手に取り買ってしまった。
書店の棚を見てみると、コケに関する本って意外に多いように思えるのだが、ブーム?それとも根強いコアなファンがたくさんいる? ということなのでしょうか?

昨日行ってきた西丹沢の小さな沢にも(関心事は渓魚だけでなく)足下の岩を見ると、実に多くの種類のコケ類を見ることが出来ました。

湿った土の上にビッシリと密集して生えていてベルベットのような柔らかい手触りを持ったコケや、流れる岩の上に賢明にへばりつくように生えているコケ、朽ちた木の表面に根を伸ばしてツンツン尖って生えているコケなど、色やカタチも性質も実に変化に富んでいます。

以前、渓流から持ち帰ってきたコケを自宅で育てようとしたことがあったのですが、やってみるとそれはそれほど簡単ではなく、けっこう手間がかかったことを覚えています。
その時は、結局うまく育てられませんでした。
たぶん、コケ界の中でも乾燥に強いコケや環境適応能力に長けているコケもあれば、湿度や温度、風や日光などの微妙なバランスの中でしか生息出来ないコケもあるのでしょうねぇ。
この本を読んで、また「コケと暮らしてみようか」と思い始めています。

肉眼ではなかなかその良さ(?)が実感出来ませんが、コケをルーペで拡大して観察して見るとそこには別の「宇宙」が広がっているようです。

コケってなかなかいいぞ! 次回は「コケ」だけを見に渓流に入ってみよう。

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