旧矢箆原家住宅での薪割り作業 … ボランティア・WanderVogel2014/03/30

三渓園での薪割り
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先日、旧矢箆原家住宅内の囲炉裏で燃やすための薪づくりの薪割りに行ってきました。

この日はあいにくの小雨模様でしたが、矢箆原家住宅の深い茅葺きの民家の軒先を借りて三渓園 園内のあちらこちらから集めた倒木や伐採木を矢箆原家住宅前まで運び込み、せっせと斧を使って薪割りです。

この日は雨降りということもあってボランティアの参加人数が少なく(ガイドボランティアはたくさんいるのですが、こういう作業はなかなか…)、3人~4人の参加者で薪の積み替えと薪割りを頑張りました。

薪に使う樹種は、園内に生えている木が供給源ですので多種多様の材が出てきます。スギやヒノキといった木は薪としては使うことはありませんが、その他の材種であれば倒木のサクラでもウメでもマツでも何でも0Kという感じです。

木の性質も様々で、斧でパカンときれいに割れる材もあれば、木自体が粘っこくてなかなかスパッと裂けてくれない材など 様々です。
割った薪は家の脇の軒下に積み上げておき、その中から古い順に茅葺き住宅内の「だいどころ」に運んで、そこの囲炉裏にくべて使います。毎日けっこう大量に消費するものですので、あらかじめたくさん薪にしておいて、芯までよく乾燥させておく必要があります。

少々乱雑に積み上げられていた薪の山をいったん崩し、古いものと新しく出た材とに分けて使い易いように上下積み替えて整理しておきます。あまり高く積んで来客者の子供たちが面白半分に登って怪我をされてもいけませんから、せいぜい大人の胸くらいの高さまで2段に積んで置くことにします。

今日(3月末)の三渓園では、ウメの開花がだいたい終わって、つぎはサクラが見頃となるのですが、今のところ荘川桜や淡墨桜などの早咲きのもの以外 まだ2分咲き~3分咲きという感じです。
でも、枝先にたくさん付いた膨らんだ蕾みのピンクの色がこれがまた美しい!

ハス池や睡蓮池のたもとには、細い枝にびっしりと小さな白い花がついたユキヤナギが見頃になっています。
また、サンシュユやトサミズキの黄色い鮮やかな花も咲き誇っていて、この時期ならではの「春の花の宴」を見せています。

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