山上の農園(7月)・畑脇のクリの木 … 畑仕事・WanderVogel2014/07/25

畑のクリの木
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山上の畑の隣に何本かのクリの木が立っている。(もちろん他人の持ち物なのだが…)

クリはブナ科の落葉高木です。小さいながらも、すでにイガイガの殻斗果がたくさん育っています。
先月終わりに畑に出た時は、雌花が立ち、雄花が垂れ下がっていた状態でしたが、うまく受粉出来たということでしょう。

葉っぱは長楕円形で、縁の鋸歯が針のようなトゲトゲになっているのが特徴です。同じくブナ科のクヌギの葉っぱに良く似ています。

クヌギの葉は、葉脈が葉の縁から飛び出して鋸歯になっているので、葉緑素を含んでいませんから、茶色のトゲトゲに見えます。
クリの葉の場合は葉脈に葉っぱの一部が取り付いて鋸歯化しているので、葉緑素を含んだ緑色のトゲトゲ(鋸歯)になっているのが区別するポイントです。
枯葉になってしまった場合は鋸歯の色は解りませんので、葉の形と葉柄の長さなどで区別します。とはいえ、個体差はもちろんありますけどね。

畑の周りには、クリやクヌギの他にもコナラやミズナラといった「雑木林」ではおなじみのブナ科の樹木が多く生えています。

また、ウメやヤマグワ、キンカン、ミカンなど実の付く木も多く、それらの果実やドングリを求めて夜な夜な小動物(タイワンリス、ノウサギ、タヌキ、ハクビシン、アライグマなどなど)や鳥たちが出没し えさ場になっています。

周りがそんな状況ですから、畑に美味しそうな野菜が実っていれば、そちらもついでに食べてみようと思っても不思議ではないな。

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