棲みついている可愛いヤモリ(家守) … 自然観察・WanderVogel2014/07/29

ニホンヤモリ
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夏になると必ず何匹か姿を見せるので、家のどこかに家族で棲みついているのだろう。

夜に洗面所の窓ガラスに張り付いて、玄関灯に集まる虫や蜘蛛を捕食しているのを見ることが出来る。
このヤモリ(ニホンヤモリ)、尾の形が少しイビツなのは一度ちぎれてあらたに再生した尾だからか。

ヤモリは古くから人の生活空間に何となく普通に入り込んでいる(唯一の)爬虫類だと思いますね。トカゲやカナヘビなどは嫌われる爬虫類かもしれませんが、ヤモリは好きだという人はけっこういるのではないか、と勝手に想像している。

人家内外の害虫を捕食することから家を守るとされ、漢字で「家守」と書かれるほどですが、人に対してはけっこう臆病です。

おとなしくて攻撃性が低く、噛んだりや人の食べ物をあさったりすることもないため、有益な縁起物として大切にする風習が古来からあったといいます。


その昔(30年ほど前)、バンコクの安宿で窓ガラス一杯にヤモリが張り付いて、一斉に鳴き出した時にはその騒がしい鳴き声に眠りを妨げられ閉口したものだ。
窓ガラスに張り付いたその姿は、ニホンヤモリに良く似ていたが、大きさ的にも種類的にも日本のヤモリとは違う種類のヤモリだったのだろうな。

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