山上の農園(3月)・畑脇のサンショウの若葉 … 自然観察・WanderVogel ― 2015/03/13
- -
畑の脇に低木のサンショウ(山椒)の木がこっそりと植えられている。
葉っぱの付いている時期には、畑に出たついでにいつも若い葉を少しちぎって持って帰るのが習慣になっている。
自宅にはローズマリーを地植えしていて、肉料理やカレーを作る際には大変重宝しているが、サンショウの葉はいつもここから失敬して使っている。
冬は全ての葉が落ち、すっかり枯れ枝状態になってしまっていましたが、春になって枝先から新芽・新葉が広がっていきます。
サンショウ(山椒)は雌雄異株の木です。
(昨年秋には紅く熟した実がたくさん成っていましたので、この木は雌の木)
物の本には、この「山椒」を使った渓流での魚取りのことが描かれています。
山椒の皮には「サンショオール」という麻痺成分が含まれていて、河川などにこの「毒」を撒いて渓流魚を取る漁法が、東北地方などでは昔から行なわれていたのだそうです。
「毒流し(あめながし)」「根流し」とか「毒揉み(どくもみ)」とか言われていました。
「毒もみ」とは、川の中で山椒の入った袋を揉んで毒の成分を出し、川の流れにのせることから付けられた名前だといいます。
人間の舌にはほどよい刺激の香辛料として利用されていますが、魚にとっては一時的とはいえ、身体を痺れさせるほどの「有毒成分」がサンショウの実には含まれているのですね。
ちなみにこの「漁法」は、日本で行なうには調査研究のために農水大臣の許可を得た場合を除いては、法律(水産資源保護法)で禁止されているそうです。
そりゃあたりまえだな、微量とはいえそんなものをやたらめったら川に流されたのでは、魚も人もたまったもんじゃない。
ただ、「山椒」にしても脇に群生している「水仙」にしても、畑の周りに植えられているのにはそれなりの意味があって、植物の体内に有毒成分を持っている草花を植えておくと畑にも虫が寄り付かなくなる、という効果があります。
そういう利用の仕方で、畑の役に立っている、ということは言えます。
…
畑の脇に低木のサンショウ(山椒)の木がこっそりと植えられている。
葉っぱの付いている時期には、畑に出たついでにいつも若い葉を少しちぎって持って帰るのが習慣になっている。
自宅にはローズマリーを地植えしていて、肉料理やカレーを作る際には大変重宝しているが、サンショウの葉はいつもここから失敬して使っている。
冬は全ての葉が落ち、すっかり枯れ枝状態になってしまっていましたが、春になって枝先から新芽・新葉が広がっていきます。
サンショウ(山椒)は雌雄異株の木です。
(昨年秋には紅く熟した実がたくさん成っていましたので、この木は雌の木)
物の本には、この「山椒」を使った渓流での魚取りのことが描かれています。
山椒の皮には「サンショオール」という麻痺成分が含まれていて、河川などにこの「毒」を撒いて渓流魚を取る漁法が、東北地方などでは昔から行なわれていたのだそうです。
「毒流し(あめながし)」「根流し」とか「毒揉み(どくもみ)」とか言われていました。
「毒もみ」とは、川の中で山椒の入った袋を揉んで毒の成分を出し、川の流れにのせることから付けられた名前だといいます。
人間の舌にはほどよい刺激の香辛料として利用されていますが、魚にとっては一時的とはいえ、身体を痺れさせるほどの「有毒成分」がサンショウの実には含まれているのですね。
ちなみにこの「漁法」は、日本で行なうには調査研究のために農水大臣の許可を得た場合を除いては、法律(水産資源保護法)で禁止されているそうです。
そりゃあたりまえだな、微量とはいえそんなものをやたらめったら川に流されたのでは、魚も人もたまったもんじゃない。
ただ、「山椒」にしても脇に群生している「水仙」にしても、畑の周りに植えられているのにはそれなりの意味があって、植物の体内に有毒成分を持っている草花を植えておくと畑にも虫が寄り付かなくなる、という効果があります。
そういう利用の仕方で、畑の役に立っている、ということは言えます。
…
最近のコメント