春の森林探訪の踏査に行ってきました・弘法山 … 自然観察・WanderVogel2015/03/29

弘法山のウグイスカグラ
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かながわ森林インストラクターの会が行なう、春の森林探訪「新緑の弘法山を満喫」(かながわトラストみどり財団共催)の踏査に参加してきました。

小田急線秦野駅から水無川沿いを少し下って浅間山、権現山、弘法山と歩いて、吾妻山を通って鶴巻温泉駅へと下りてくるという7.5km程度のハイキングコースです。

今日は午後から雨の予報でしたが、幸いにも雨具を着ること無く鶴巻温泉まで下りてくることが出来て、ギリギリセーフという感じでした。


本番は5月16日(土)です。
一般参加者への広報や募集はこれからになりますが、(以前に参加された方にはすでにアナウンスしているかもしれませんが)今日はその踏査のため10名ほどのインストラクターで実際の森林探訪コースを歩いてきました。今後、本番に向けて担当のインストラクターはしっかりと下見をして準備をしていきます。

里山の春は芽吹きの季節です。1週間ごとと言うよりは、1日ごとに木々や植物の様相はガラリと変化してしまいます。
当然、ひと月半後の植物たちの状況は今日見たものとはまったく違ったものになっているでしょう。
探訪本番にどのような景色を参加者にご披露出来るのかは、私たちにも直前の下見を行なうまでは未知数な部分があります。


今日は(写真の)ウグイスカグラ(スイカズラ科)の花が見事でした。
花の咲いている時期が短いと言われているウグイスカグラですが、今日はバッチリなタイミングだった、と言うことのようです。
山道の両側のあちらこちらに、白色からピンク色、紅色の様々な色合いのウグイスカグラが咲いています。

探訪の本番の頃には花はとっくに終わってしまっていて、替わりに紅い果実がぶら下がっていることになるでしょう。

山道の足元には可愛らしいスミレの花や黄色い花を付けたキジムシロ、白い小粒の花のセントウソウ、秋の枯れた姿からは想像ができないセンボンヤリの小さな白い花などが咲いています。
目を上に向けると、黄色いキブシの垂れ下がった花がトンネルのように覆い被さって続いています。

弘法山のサクラ(ソメイヨシノ)は三分〜五分咲きといった感じで、オオシマザクラだけは満開に咲いていました。

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