新潟県/大源太川北沢本谷:単独沢登り 3 … WanderVogel2012/06/28

大源太北沢本谷雪渓
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先日の日曜日に行った北沢本谷の七つ小屋沢との合流点、三つ又周辺のゴルジュ帯雪渓の様子です。

沢水はこの雪渓の下 10m〜20mの底を流れています。
ゴルジュ帯はすっかり残雪の下に入ってしまっていて、雪渓上からの様子を見る限りでは下に埋まっている両側切り立った屏風のような岩盤の廊下を窺い知ることは出来ません。

ただ、油断して歩いていると緩んだ雪渓を踏み抜いて10数m下の沢底に転落、なんてことも起こりうるので、かなり緊張しながら安全なルートを探し探し遡行していました。
おまけにビブラム底の登山靴でもなく、アイゼンも装着していないフェルト底の靴では雪上のグリップ力はほとんど0です。

こういった危険な箇所は、本来ですと2人以上でお互い確保しながら、アンザイレンで遡行するのがセオリーでしょう。
この時の単独行の私は、雪渓の上でも岩壁上でもルンゼやスラブ上でも緊張と恐怖の連続でした。

と言うより、やはり沢登りは雪がすっかり消えてから、複数でパーティーを組み行なうのが正当・安全ということをつくづく思い知らされた沢登りでした。


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