平潟湾沿いの遊歩道で満開をむかえたセンダンの花 … 自然観察・WanderVogel2017/05/21

センダンの花
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本日(日曜日)、午前中は施主検査立合いでさいたま市の方に出かけ、昼過ぎにもう1件の検査を終えて戻ってきました。
今日は真夏日でした。陽射しが強く、ホントに「夏本番!」という感じでした。

写真は帰り道で見かけたセンダンの花。

金沢八景駅からモノレール沿いに平潟湾に沿って遊歩道が続いているのですが、そこのセンダン(栴檀)の木が満開をむかえていて、新緑のみずみずしい葉の色と白と薄紫色の清楚な可愛らしい花が眩しいほどの青空に良く映えていました。
センダンの花、遠くから見ることはあってもなかなかアップで見る機会が無いかなと思い、アップで撮ってみました。

小さな薄緑色の萼と白い5枚の花弁、目立つ紫色の筒状のものは雄しべが合わさって筒状になったものです。
ひとつひとつの花自体は小さいのですが、「複集散花序」といって密集して咲く形状なので、離れて見るとけっこうインパクトがあります。
この薄紫色を指して「樗色・おうちいろ・アフチ色」というのだそうですが、「アフチ」とはセンダンの古名であり、「淡い藤色」というのが語源と言います。

日本古来の色の名前には、植物にゆかりの色から付けられたものが数多くありますが、繊細で日本人らしいこまやかな情感が溢れています。

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