今年も現役ワンゲル部の岩登り講習会 … ロッククライミング・WanderVogel2017/06/12

ロッククライミング講習
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6/10~11(土・日)に栃木県鹿沼市のある岩山で、毎年恒例の母校ワンゲル部のロッククライミング講習会を開催。
20歳前後の現役部員たちに岩登りの技術やルートの見つけ方、安全確保の取り方など、岩登りの基本動作の要点(の概略)を教えてきました。

初日、午前中は基本動作の講習(写真)、岩登りの基礎と8環を使っての懸垂下降を覚えるまで練習を繰り返しさせます。
午後から猿岩までの岩山ハイキングコースを縦走し、岩歩きの実践訓練、という練習メニューです。
翌日は私も別に用事(畑仕事)があったので、初日一日の練習メニューとしてはけっこう内容が濃くなってしまいました。
その結果、帰りには足腰が重たく感じられるほど疲れました。60歳を迎える身にはかなりハードだったかな。

岩山歩きはそれなりにアップダウンも多く、多少の緊張感のある「岩山ハイキングコース」でした。
空模様が怪しくなってきたので、ここで雨にでも降られると面倒だと思い、早歩きで頑張って歩き、陽が傾く少し前に最後の70mの「猿岩」まで着くことが出来ました。幸い雨が落ちてくることもなく、ドライな状態で最後の岩壁に取り付くことが出来ました。
最後の「猿岩」は3ピッチの懸垂下降です。みなさん午前中の特訓の成果が良くあらわれ、そつ無くこなして安全にテンポ良く下降することが出来ました。


昨年の「岳人」で、ここが紹介された影響なのか、山岳会の初心者講習に混じって今年も「岩山歩きツアー」らしきパーティーが数組いました。
緩やかな岩の斜面を使って、フィックスザイルを使用しての岩山歩きの講習をしているようでしたが、参加者全員がヘルメットをかぶっていないことにちょっとビックリしました。年齢層もバラバラで、動きもかなりぎこちないパーティーでしたので、完全に初心者のようでした。
それならば最低でもヘルメットくらいは必需品だと思うのですが、、、と気になってしまいました。

その他にも3パーティーくらいの「岩山歩きツアー」の集団とすれ違いましたので、こうしたちょっとした岩山歩きを組み入れた山行ツアーが流行っているのかもしれません。それほど危険でもなく、それでいて何となくロッククライミングの要素も経験出来るツアーは岩山歩きの取っ掛かりには最適なのかもしれません。
どんどん流行っていって欲しいものです。


鹿沼の山で見かけた植物たち:リョウブ、ドウダンツツジ、ヤブムラサキ、アカマツ、コナラ、クリ、クヌギ、ケヤキ、スギ、ヒノキ、コアジサイ、アオダモ、アカメガシワ、アオキ、ヒサカキ、テイカカズラ、シダ類(ミゾシダ、ワラビ、ゼンマイ、ヤブソテツ、イノデ、シシガシラ)、など

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