雪面には、たくさんの楽しい発見がありました … 自然観察・WanderVogel2015/02/17

雪面に落ちた種子
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一昨日の西丹沢・玄倉林道の自然散策は、全線に渡って(一部ガチガチに凍結した)雪の道を歩くことになりました。

林道ゲートから2時間弱のところにあるユーシンロッヂ。そこまでは凍結と積雪が半々くらいで続き、熊木沢出合いから先は完全に雪道(積雪が8cm程度)の状態でした。
雪の上にはシカやタヌキ、イタチなどの足跡も見られますが、楽しい発見はそれだけでありません。
白一面の固まった雪面上では、いろいろな種類の種子を簡単に見つけ出すことができます。

写真に写っているものは、ヤシャブシとオオバヤシャブシ、ハンノキの球果、(ちょっと違うようにも見えるが)カラマツの小さな球果、イロハモミジの翼果、カラマツの球果から飛び出した翼果などが見てとれます。
また、種子を付ける前に折れてしまったのか、カラカラに枯れたフサザクラの花の枝も落ちていました。その周りには、鋭く尖ったかたちが面白いフサザクラの種子が雪面上にあたり一面降り注いで散らばっています。

羽毛のような羽根を持ったたくさんの種子を付けたボタンヅルの小枝が、枝ごと落ちて風で雪面上を流されていきます。道端には葉っぱを全て落とし、立ち枯れてドライフラワーのようになったガクアジサイやレモンエゴマ、ウツギなどを見ることができました。

ヤシャブシやイヌシデの冬芽観察も楽しい時間でした。

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