緑萼梅の開花 … 自然観察・WanderVogel2015/02/23

緑萼梅の開花
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三渓園の南門へ抜ける途中の「海岸門」脇に、何本かの緑萼梅(りょくがくばい)が植えられています。
今はちょうど五分咲きという感じで、つぼみの萼の色も濃く目立って、清楚で美しい姿を見せてくれています。。

横浜市から友好都市である上海市に桜の木を贈ったお礼として、蘇州産の緑萼梅が贈られてきたそうです。
その木を三渓園でもらい受けて、昭和52年(1977年)にこの場所に移植されました。

その名に通り、花びらの萼(がく)が緑色をしているのが特徴で、普通の梅が木全体を淡いピンク色に染めているのと対照的に、緑萼梅を遠目で見ると木全体が淡い緑色のもやが掛かったような不思議な感じに見えます。

緑萼梅は古代に日本に渡来してきていたようなのですが、戦後に日中友好の印としてあちこちに贈られていて、けっこういろいろなところに移植されているようです。

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