西丹沢で見かけたきれいなオオミズアオ … 自然観察・WanderVogel2017/05/15

オオミズアオ
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昨日、西丹沢の沢沿いの道で見かけた大型の蛾、オオミズアオ

大きなエメラルドグリーンの羽根が美しい「オオミズアオ」漢字で書くと「大水青蛾」と書きます。夏になると現れる大型の蛾で、ヤママユガの仲間です。
写真のオオミズアオも横幅が20cm近くある大型のものでした。

蛾の成虫の寿命は一般的に1週間から2ヶ月くらいと言われていますが、オオミズアオの場合は羽化してからわずか一週間ほどの寿命だそうですから、蛾の中でも短命な方です。
というのも、オオミズアオはヤママユガ同様に口が退化しているので、餌を食べることも水を飲むことも出来ないのだそうです。
疲れて地面で休んでいるのでしょうかねぇ? そう思って見ると、ちょっとかわいそうな感じがしてきます。

緑色の絹糸(ワイルドシルクなどと呼ばれています)を取ることが出来るヤママユガ(天蚕蛾・てんさん)は有名ですが、その仲間のこのオオミズアオの繭もそうなのかと思って調べてみましたが、オオミズアオの繭はヤママユガのそれとはちょっと作り方が違うようです。

ヤママユガの繭は引っ掛ける絹糸自体がかなり丈夫なので、丹沢山地の林内でもシラカシやフサザクラなどの枝にぶら下がっているのをよく見かけますが、オオミズアオの繭は残念ながらまだ見かけたことはありません。

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