ネパールトレッキングでのひとこま … Nepal Trekking・WanderVogel2017/01/02

ネパールのDELUXEバス
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ネパールのトレッキングで、山裾の村までの行き帰りに利用する公共乗合バスのお話し。

これはその中でもアッパークラス?のデラックスバスです。
フロントガラスの上にデカデカと「DELUXE」と書いてありますので、これは間違いなく「デラックスバス」なのです。

車内には大きく「Free Wi-Fi」の文字もありますが、そんなわけはなくて、ただ書いてあるだけです。そういうことに文句を言ったり、揚げ足取りをする人はネパールにはいません。

「デラックス」ですので、当然、動物は乗せません。(これは確かのようです)

前回乗ったバスは、オーディナリーな一般公共バスでしたので、屋根の上にヤギが何頭か乗っていました。臭います。クサかったです。
休憩のたびにヤギを屋根から下ろして、エサをやったり、フンをさせたりしますので、やたら時間が掛かりました。


デラックスバスは途中から乗り込まない限り、だいたい座席は確保することが出来ます。
トレッキング最終日、ドゥンチェという街道の村からカトマンズまで、この「デラックスバス」で移動しました。当然のことながら、僕以外は全員ネパール人のお客さんです。

走り始めて1時間くらいして、走行中にいきなり運転席脇のエンジン付近から車内にモクモクと白煙が上がりました。
バスに乗っていた乗客は、いっせいに前のドアから車外に避難したのですが、その動きの速いこと速いこと、、いつものんびりしている印象のあるネパールの人も、いざとなるとマッハのスピードで動けるんですね。

あっという間に全員が外に避難し、遠巻きに様子をうかがっています。(写真)
どうやらオーバーヒートのようです。ラジエーターに水を送るパイプが外れたかして、水がダダ漏れ状態になっています。
応急処置をして何度も水を補給しながら、デラックスバスは走り続けます。

ドゥンチェからカトマンズまでの山道は、5年前に走った時よりも格段に整備されていて、すばらしく快適に走ることが出来ました。
前回10時間以上かかった道のりを、今回は(昼食と休憩時間を入れても)6時間ほどで走り抜けました。

デラックスバスは「追い越し禁止」の標識などまったく眼中になく、ブラインドコーナーであろうと、狭い崖道であろうと、何台も連なるコンボイの脇であろうと関係なく、クラクションを鳴らしながら反対車線を爆走します。
(バスの乗客には、神様に祈ることしか出来ません。)

車の道が整備されたのが良かったことなのか、違う意味でさらに危険な道になってしまったのか、なんだがわからない状態の山道でした。

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