寄沢河畔のフサザクラ、開花し始めました … 自然観察・WanderVogel ― 2017/03/11
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丹沢の寄沢(やどりきさわ)河畔にたくさん植わっているフサザクラ(房桜)の木。今日は空気は冷えていましたが、暖かい陽射しを浴びた蕾みから順に開花し始めていました。
フサザクラは、バラ科のサクラとは別物(遠縁にはあたるようです)で、独立したフサザクラ科フサザクラ属の落葉高木です。
丹沢の陽当たりの良い場所で谷沿いでは、割りと良く見られるポピュラーな樹木です。
フサザクラの一番の特徴は、写真のように特徴のあるハデな花です。
赤い房状の花の咲く様子を、満開のサクラに見立ててフサザクラという名が付けられています。また、タニグワ、サワグワなどと言う名でも呼ばれたりします。
雌雄同株の両性花で、3月から4月に葉が開くのに先駆けて、このように咲きますが、普通の花のような「花弁」は無くて、花のように見える赤いものは「雄しべ」に当る部分になります。
この雄しべが10本以上束になっていくつも垂れ下がり、ルーペで雄しべの根元を覗き込むと、雌しべが多数ついているのが見えます。
フサザクラ、かなり変わった、と言うか、かなり原始的な被子植物で、「古代植物の生き残り」なんて言われたりもしています。
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丹沢の寄沢(やどりきさわ)河畔にたくさん植わっているフサザクラ(房桜)の木。今日は空気は冷えていましたが、暖かい陽射しを浴びた蕾みから順に開花し始めていました。
フサザクラは、バラ科のサクラとは別物(遠縁にはあたるようです)で、独立したフサザクラ科フサザクラ属の落葉高木です。
丹沢の陽当たりの良い場所で谷沿いでは、割りと良く見られるポピュラーな樹木です。
フサザクラの一番の特徴は、写真のように特徴のあるハデな花です。
赤い房状の花の咲く様子を、満開のサクラに見立ててフサザクラという名が付けられています。また、タニグワ、サワグワなどと言う名でも呼ばれたりします。
雌雄同株の両性花で、3月から4月に葉が開くのに先駆けて、このように咲きますが、普通の花のような「花弁」は無くて、花のように見える赤いものは「雄しべ」に当る部分になります。
この雄しべが10本以上束になっていくつも垂れ下がり、ルーペで雄しべの根元を覗き込むと、雌しべが多数ついているのが見えます。
フサザクラ、かなり変わった、と言うか、かなり原始的な被子植物で、「古代植物の生き残り」なんて言われたりもしています。
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