これから本格的なホーネットのシーズンに入ります・ … 自然観察・WanderVogel2017/07/06

キイロスズメバチ
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見るだけでも恐ろしい、キイロスズメバチの姿と巣。
写真を撮るために近づき過ぎたからなのか、警戒して羽根を激しく鳴らしています。いやぁ~、恐ろしかったぁ~。

ミツバチ(Honey Bee)や、マルハナバチ(Bumble Bee)などに使われる「Bee」という呼び方は、ハチ(蜂)全般を指します。
写真のような肉食の蜂(スズメバチやアシナガバチなど)を言う場合は、包括的にはWasp(ワスプ)と表現します。
中でも、スズメバチに限定して呼ぶ時には、Honet(ホーネット)という呼び名が使われるようです。
実際に毒を持って攻撃してくる蜂はすべて雌(メス)の蜂で、雄は毒を持ちません。

ワスプやホーネットという名は、その凶暴な(雌の)蜂の性質(巣の防衛のためには、大型動物をも襲撃する)から、軍艦名(航空母艦、強襲揚陸艦など)、戦闘機名など軍事関係でも良く登場する名称です。
ちなみに、太平洋戦争当時、ワスプもホーネットも米海軍の航空母艦として実在していて、両艦とも南太平洋上において帝国海軍により撃沈されている。

ホーネットという名称は、なにも軍事関係だけに使われているわけではなく、HONDAのバイクの名としても良く知られている。


日本ではスズメバチ(キイロスズメバチ、オオスズメバチ、コガタスズメバチなど)とアシナガバチが蜂の被害で良く報告される種類ですが、やはり一番恐ろしい破壊力をもっているのは(この写真の)キイロスズメバチでしょう。この蜂、身体は他の蜂より一回り小さいのですが、性格が荒くて超凶暴です。
しかも彼女らは統制の取れた戦闘集団で執拗に襲いかかってきますので、何とも恐ろしい。

数十匹ほどのスズメバチがいれば、4万匹のセイヨウミツバチを2時間ほどで全滅させられる、と言われるほどスズメバチは荒々しい蜂なのです。
もちろん彼女らにも「天敵」は存在します。
猛禽類の鳥、大型昆虫などがそうなのですが、大型昆虫などはややもすると反対に餌食になることもあるので、完全な天敵とも言えないでしょう。
ですので、ほぼ無敵の存在といっても良いかもしれません。(その意味では,蜂は人間が一番の天敵なのかもしれません。)

良く言われるように、「スズメバチが1匹で飛び回っている時には、むやみに手で振り払ったり直接強く握ったりしない限り、刺されることはまずない」ということなのですが、いざその場面に行き当たると、なかなかじっと辛抱しているのは難しいものです。


人が刺された場合、免疫系の混乱による急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック・呼吸困難)を引き起こし死に至らしめることがあります。
ですので、林業関係者など蜂に刺された経験を持つ野外作業者は、医師から処方されたアナフィラキシー補助治療剤「エピペン(正式名はエピネフリン(アドレナリン)・オートインジェクター)」を持って作業にあたっているほどです。

でもこのエピペン、2011年から健康保険適用になったとはいえ、値段(保険適用でも1本¥10,000前後)が高くて「保険」として持ち歩くとしても、まだまだお高い薬品なのがネックです。

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