昔、設計した地ビール施設からの贈り物 … 地ビール・建築設計2017/03/10

松島ビール
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地ビールのオーナーから、そこで作っている地ビールがたくさん届きました。
温泉熱利用で作っている仙台のイチゴも一緒に、冷蔵庫に入り切らないくらい送られてきました。ありがたいことです。

昔(20年以上も前のことですが)、国税の酒税改正が要因となり、日本中に地ビールブームが持ち上がりました。
それまで、ビール醸造の許認可条件で最大のネックであった最低生産量がこの年から大幅に下がったことで、新規参入がし易くなったのです。

そんななか、東北六県の中で一番最初に地ビールプラントとして稼働したのが、僕の設計したこの松島ブルーイングカンパニーでした。
その後、各地にたくさんの「ご当地 地ビール」が生まれることになります。
でも、ブームというのは恐ろしいもので、安易に多くの地ビールプラントが出来過ぎたため、今度は地ビールの淘汰が始まります。


松島ビールは、地ビールプラント、ビアレストラン、天然温泉施設などがセットになった複合施設だったこともあって、20年経った今でも(東日本大震災で少なからず被害を受けましたが、、)ちゃんと稼働し営業を続けています。
こういった商業施設が松島の山中(観光ルートでも何でもない、大郷町にあります)で、20年以上も営業し続けるというのは、本当に大変な努力が必要と思います。

僕が設計した当初は、ビアレストランで飲む以外には、1Lの大きなリターナル瓶で売り出した地ビールでしたが、今はこの330mlの小瓶でも作っているようです。

当時、現地に泊まり込みで設計監理をしていた僕は、ドイツ人の醸造技師と同じ民宿に寝泊まりしていました。
彼は昼間はプラントで地ビールの試作・醸造を繰り返し、夜は僕らと夜の酒場に、、、という楽しい思い出が蘇ってきます。

Dunkel、とても美味しいです!
今年、久しぶりに現地を訪れてみよう。そうだ、バイクで行くというのもいい考えだな!

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