山上の畑の周りにはおいしそうな果実が実っています … 畑仕事・WanderVogel2017/05/18

クサイチゴ
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昨日ちょっと作業をしてきた山上の畑ですが、里から少し離れた山の上にあるので周りは自然がいっぱいです。

タヌキやアライグマ、タイワンリス、ノウサギなども出没します。モグラ(ヒミズ)もいますし、それを狙うマムシもいます。
野鳥もたくさん飛んできます。茂みの中にはコジュケイの家族も暮らしています。
畑の作物が荒らされることもたまにはありますが、それはそれで「自然の取り分」だと思えば納得出来る程度です。

畑仕事の合間に、周囲を歩くとそれだけで癒される感じがします。
さて、畑の周りでは農作物以外にどんな山の恵みが手に入るのだろう?、と思ったことがあり、探してみるとこれがけっこうあるもんです。


写真のイチゴは、ある年代以上の人は野原で見つけては食べていた思い出があると思いますが、クサイチゴの実です。
クサイチゴ(草苺)と呼ばれますが、草ではなく木本です。バラ科キイチゴ属の落葉小低木(せいぜい腰の高さまで)です。

写真にも写っている赤い実の外側に飛び出している短いひげのような毛、口に入れた時に独特の感触があります。
枝には短いながらも鋭いトゲがいっぱい付いているので、イチゴを取るのにあまり夢中になると手の甲が擦り傷・引っ掻き傷だらけになってしまいます。
でも、見つけると手を出さずにはいられないんですよね。美味しいし、好きですから、、

キイチゴ(木イチゴ)というと一般的には黄色い野イチゴを想像しますが、それも同じくバラ科キイチゴ属の低木で、モミジイチゴというのが本来の名前。
クサイチゴより背が高くて(人の背丈よりも高くなる)黄色いイチゴの実が成ります。モミジイチゴの実もとても美味しい木イチゴです。


足元近くで見かける野イチゴはヘビイチゴかヤブヘビイチゴで、どちらも似たような実をしていますが、葉っぱで見分けると違いが解ります。
どちらもバラ科ヘビイチゴ属で常緑の多年草。つまり「草」です。
この時期、同じように赤い実を付けていますが、この実は食べてもスカスカしていて全然美味しくありません。


1/31のblogに書いたように畑の脇ではふきのとうが採れます。当然、この時期にはフキ(蕗)が採れます。
草刈りでも、その一帯だけは少し残して刈り取りますので、毎年楽しむことが出来ます。もちろん昨日も収穫して帰りました。

秋(11月初め)のヤマノイモのムカゴ採りも楽しみのひとつです。
信州や新潟辺りをその時期に車で走ると「物産館」や「道の駅」などで袋に入れられたヤマノイモのムカゴを目にしますが、けっこういい値段で売られています。
畑の周りにはけっこうたくさん自生しているのですが、その時期に丹沢の山歩きと重なると歩きながら収穫して帰るので、ポケットはムカゴでいっぱいになります。
ムカゴはお米と一緒に炊き込んで「むかご飯」にしたり、カレーにそのまま入れて「むかごカレー」などを作りますが、ほのかな粘りとほくほくとした食感が秋の恵みを感じさせてくれます。

一時期、枯れた木の幹にたくさんのキクラゲが生えていて、長雨の後に行くとそれなりに収穫出来たのですが、最近はとんと見なくなりました。
周りの樹木を伐採し整理したので、周辺の風通しが良くなって全体的に乾燥したせいで生育環境が変わってしまったか。。。残念!
昨年のちょうど今時分、家の近くの林の中でアラゲキクラゲを大量に採取してきたことを思い出した。その時も雨の後だったなぁ。

雨、降らないかなぁ。

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