コタキナバル・新記肉骨茶(バクテー)店 … Borneo Trekking・WanderVogel2017/10/12

コタキナバルの新記肉骨茶
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ボルネオ・コタキナバルでの夕食。新記肉骨茶(バクテー)店で名物のバクテーを食べます。

サンデーマーケット(ガヤ通り)が開かれる道の1本海側のパンタイ通りという通りに面してある、バクテーの専門店「新記肉骨茶」。
「肉骨」の名の由来は「削ぎ落しきれなかった肉片がついた骨」という意味なのだそうだが、漢字で「肉骨茶 Bah Kut Teh」と書いてありますが、特に「茶葉」を使用しているわけではないようです。

肉骨茶・バクテーとは、ぶつ切りの骨と皮付きの豚あばら肉とモツやホルモンなどを、漢方薬に用いるスパイスとともに中国醤油で煮込んだ鍋料理のことです。
漢方薬を大量に使うので、ヘルシーで体に良い「薬膳料理」なのだそうだ。


注文の仕方がよくわからなかったが、威勢の良い女性店員に勧められるまま、2種類(スープありとスープなし)のミックスバクテーと油揚げ、ご飯、 ビールなどを頼みます。
お店はネットで紹介されていたように、すごく繁盛していました。
相当並ぶことを予想していたのですが、幸いにもちょうどお店に着いた時にテーブルがひとつ空き、ピョコンと座ることが出来ました。
この数分後には順番を待つお客さん(現地の人や中国からの観光客)で店の外は大混雑、そして豪快なスコールに見舞われることになるので、ほんとにラッキーでした。

これが代表的なマレーシア料理なのかどうかはよく解らないが、コタキナバル観光では外せない名物料理なのだと言う。
名物に旨い物なしと言うが、これは評判通りおいしい料理でした。で、姪も大満足だったようだ。


前回の通院の轍を踏まないように、屋台での食事やつまみ食いは封印していましたが、「新記肉骨茶」はとりあえず屋台ではないし、、ここだけは絶対に外せないので食べに行きました。いやぁ〜、美味しかったなぁ。
鍋好きにはたまらない料理でした。
今回は若い姪と一緒の旅ということもあって、アルコールを少し控えていたのですが、ここではとても我慢することが出来ず、タイガービールを2本頼んでしまいました。



食事を終えた時には先ほどまでの凄まじい雷とスコールは過ぎ去っていて、傘をささずに歩くことが出来ました。
インド・ネパールやマレー半島などと同じような熱帯地域特有の雨の降り方です。
いくらか涼しくなった街なかをそぞろ歩いて、タクシーでホテルに戻ります。

今回泊ったホテル(Asiana Hotel)は街なかから少し距離がある(その分、割安なのだが)ので、行き帰りはタクシー利用となります。
ホテルから町の中心まで、車で5分ほどの距離です。料金は15RM~20RM リンギット(¥450~¥600)だが、タクシーの運ちゃんはみな親切で気持ちが良い。

この旅を通じて、金額をボラれたり、気分を害したことなどは皆無でした。
みなさんとても親切で礼儀正しく、ホントに良い旅をさせてくれました。


アジアは全般的に「チップ」の慣習は無いのですが、僕はガイドさんなどには別れ際に10%程度のチップを日本の「ポチ袋」に入れて必ず手渡すようにしています。これはタイでもネパールでも同様にしてます。
サービスに対する「チップ」という感覚よりは、日本の「心付け」という感じです。

今回はチップの手渡し役を姪にして、気持ち良くやってくれた人にきちんとありがとうの気持ちと心付けを手渡すように教えました。
そうすれば、回り回ってみんなにその恩恵が巡ってくるでしょうから。

キナバル山麓のラフレシアの花 … Borneo Trekking・WanderVogel2017/10/13

キナバル山麓のラフレシアの花
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キナバル山麓で見たラフレシアの花。

東南アジアの島嶼部とマレー半島に自生する「世界最大の花」とも言われている全寄生植物の巨大な花だ。
「悪臭のする花」として知られているが、花の花粉を運んでいるのが死肉や獣糞で繁殖するハエであるため、そのハエを引き寄せるための手段としてそうした強烈な臭いを出しているのだ。
だから、媒介する昆虫がもし違っていたらバラのような香しい臭いがしていたのかもしれない。
ラフレシアはその進化の過程で、なぜかハエをパートナーに選んでしまったのが人間にとって不運だったのかな。

まぁ、とうのラフレシアにとってみれば、勝手に人間に覗きに来られて「クサい、クサい」なんて言われたくはないだろうけどね。


近くにまだ蕾みの状態のものもひとつあった。
ガイドに聞いてみるとラフレシアの開花は蕾みの状態からでも数ヶ月から十数ヶ月かかるのだが、蕾みが出来たからといってすべてが開花につながるわけではないらしい。
条件が揃わなければ開花には到らずにそのまま腐ってしまうことがあると言う。
また、無事に開花したとしても花が咲いている期間は3日から5日間程度なので、うまく受粉に結び付けるのも大変なのだろうし、こうして人の目に触れるかどうかも非常に微妙なのだそうだ。

今回運良く、ちょうど開花した花(これで開花3日目だという)と蕾みを見ることが出来たのは、非常にラッキーだったということだろう。
見ることが出来たのは山麓にある個人のプライベートガーデンの敷地内だったが、薄暗い林の中で怪しく花開いていたのが印象的だった。

奥志賀林道の紅葉を楽しむ… ワンゲルOB会活動・WanderVogel2017/10/15

奥志賀林道の紅葉
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14日、15日と2日間、ワンゲル部OB会恒例の秋の旅行に出掛けてきた。

10年も続けているので、そろそろ幹事の役も若手に引継ぎたいのだが、なかなかなり手が居なくて相変わらず続けている。

1日目は信濃大町で山岳博物館に出掛けた。
野沢温泉には夕方到着して、先に到着していたOB会員らと宴会を行い、今年も無事に恒例行事を終了することが出来た。
2日目は早朝に野沢温泉名物の朝市を覗き、朝食を食べたあと外湯に浸かり、宿を出発。そのまま帰宅するのももったいないので、友人と志賀高原と野沢温泉の山上の稜線をつなぐ奥志賀林道を走ってきた。

稜線上の林道からは紅葉真っ盛りの志賀高原の景色が広がっていた。
あいにく活発な秋雨前線が居座り、天気が悪くて一面に霧が垂れ込めているが、それがかえって幻想的な雰囲気を高めているように感じる。

ブナ、ミズナラ、ヤマブドウ、ハゼ、ナナカマド、カエデの仲間、コナラ、ホウノキ、トチノキ、ガマズミの紅葉/黄葉。
標高を上げてくると、シラカンバ、ダケカンバ、カラマツの黄葉した林が現れてくる。紅い実を付けた紅葉したコマユミの群生も美しい!


雑魚川との合流地点から志賀高原までの間は、いくつもの支流な橋を渡ります。
黄葉したダケカンバ、シラカンバと美しく紅葉したカエデ、黄葉したカラマツ、ツガの林が続く。
志賀高原まで上がって来た。相変わらずあたり一面濃霧のなかで真っ白けでまったく視界が効かない。

前が全く見えない状況で、正常な車の運転が出来ず危ないので、草津側に下るのはやめて長野県側に下ることにして、距離は長くなってしまうが、再び野沢温泉から津南方面に117号を新潟に向けて走ることにする。

帰りにはこれも恒例の「へぎそば」を食べに南魚沼市塩沢にあるへぎ蕎麦屋を経由して関越道で帰ることにしよう。

熱帯雨林に張られたキャノピー・ウォーク … Borneo Trekking・WanderVogel2017/10/16

キャノピーウォーク
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先日チラッと書いたキナバル自然公園内のキャノピーウォークとは、森の中にこんな感じで張られている細い吊り橋のことだ。

高いところでは地表面から20m以上に張られた吊り橋だが、そこから見ても高さ40mを優に超えるフタバガキ科(高い木では樹高80mにもなるという)の木々には圧倒させられる。

歩くところはアルミのハシゴの上に足場板を載せただけの簡単なもので、何本ものワイヤーで吊られている。
こうした吊り橋が園内に6本程度あって、コースに沿って順番に渡って行くようになっている。
長い距離に張られた細い吊り橋なので、もちろん上下にも揺れるのだがそれよりも、左右にヨーイングというかローリングする感じでも揺れるのでこれがけっこう怖かった。

いちおう橋を歩くのに積載基準があって、「大人6人まで」ということだった。
この日はそれほど来訪者が多いというわけではなかったのだろうが、それでも中継地点ごとのテラスでは5人~8人程度の観光客が、渡る順番を待ちながら少し渋滞していた。

観察用のこうした吊り橋から熱帯雨林を覗き見るのは、とても面白く興味深いものだ。
視点が変わるとこんなに違う姿を見せてくれるのか、と感心する。

こういう試みは、日本の落葉樹林帯でもやってみるととても面白いんだろうな。

FBで見つけたビューエルXBのカフェレーサー … Bike・Cafe Racers2017/10/17

Buell 'XB Cafe Racer
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FBでシェアしているBike関係の写真の中で見つけたBuell XBのカフェレーサーカスタム。「CAFE RACE」のFBより転載
CAFE RACER 🏁 Group: facebook.com/groups/caferacergroup:Introducing the Buell 'XB-gcode 1.2 Project' cafe fighter by Paolo Tex at Tex Design

パワーユニットは、通常のビューエルXBと同様にHarley-Davidsonの横置きV型2気筒1,200ccエンジンとミッションの組み合わせです。
フレームやブレーキシステム、マフラーの取り回しなどはオリジナルとそう替わっていないように見えます。

シート周りとフロントサスペンション周りのカスタム具合が独特です。
ただでさえ短いビューエル独特の短ホイールベースなのですが、シートを替えるだけでさらに一段と短くコンパクトになっています。
同じV型2気筒エンジンでも、縱置きのモトグッチと違って、ハーレーの横置きのエンジンレイアウトは見た目以上にスリムな印象を受けます。

メカニカルな仕上りとマットな塗装によって、戦闘機のようなスパルタンで玄人好みなフォルムに仕上がっているなぁ。
美しい!

FBで見つけたHDスポーツスターのカフェレーサー … Bike・Cafe Racers2017/10/18

Harley cafe racer
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FBでシェアしているBike関係の写真の中で見つけたLow Riderのカフェレーサーカスタム。
「CAFE RACE」のFBより転載:CAFE RACER 🏁 Iron Head Sportster from Baresteel design

昨日のビューエルXBと同じHarley-Davidsonの横置きV型2気筒エンジンですが、こちらは少し古いタイプのエンジン。
アーリーショベルヘッドと呼ばれる1966年から1969年に発売されたハーレーに載せられていたエンジン。
年代物のエンジンをきれいに使って、いぶし銀のカフェレーサーの仕上げています。

ハーレーお馴染みの長いホイールベースを踏襲し、古風でゆったりとした雰囲気を出してます。
前後のホイールやディスクブレーキ、サスペンション、フロントの正立フォークなどはFXS Low Riderのものをそのまま使っているのかな?

シート下に回し込んだ細いマフラーが軽快感を出すのに一役買っているな。

今年もネパールヒマラヤを歩いてきます・準備中 … Nepai Trekking・WanderVogel2017/10/19

衣料チェック
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昨年の冬に引き続き、今年も11月の終わりから12月にかけてネパールの冬山をちょこっと歩いてきます。

ということで、今日は仕事を終えた後に、渋谷のモンベルに寄ってメリノウールのインナーなど冬の装備を少し買い足してきた。日本の山の3シーズン用の衣類と使い回せるものは実際にはあまりなくて、冬はやはりインナーからアウターまで全て冬山用品ということになる。

防寒インナーで言えば、ユニクロで売っている「ヒートテック」衣料は着ていて確かに温かくてしかも安価、何となく冬山でも使えそうな気がして使ったことがあるのだが、冷えきった身体を温める効果はない。やはり専門の山用品に勝るインナーや衣類は残念ながら無い、ということが身に染みて解った。また、インナーに関していえば、単に保温効果だけでなく発汗に対する対策も見過ごせない重要な点なのだ。

山用品というのは専門的になればなるほど価格も上がるのだが、その専門ブランドの持つ技術と信頼はきちんと製品の性能に現れてくる。一般的なファッションブランドと大きく違う点はそこにあるのだろう。
単純に言って、信頼出来る山岳用品のブランドにおいては、価格が上がればその分、性能もUPすると言って良い。その意味では、価格と性能は正比例するのだと思う。


趣味で山をやっている人は、それぞれ信頼出来るブランドというのを持っているもので、自分で使ってみて自分なりに機能や性能など、信頼性を確かめているのだ。
僕の場合は、衣類全般はパタゴニアが一番信頼出来る。また、モンベルも良いものを作っていると思っている。
ザックは今はオスプレーを使っているが、ミレーのザックの方が使い勝手が良かった気がする。登山靴は何と言ってもスカルパに勝るものはない。スカルパの靴はとても質が良いし頑丈だ。ピッケルとアイゼンはグリベルが一番信頼出来る。ストーブは未だにガソリンを使ったスベアを使っているが僕の中では信頼性は抜群だ。

山や旅に持って行くカメラは、フィルムカメラの時代からいろいろ使って見た結果、今はオリンパスのタフ・スタイラス21mmというコンパクトカメラを主に持ち歩いている。重たい一眼レフカメラはすでに山用品のリストからは外れている。その代わりに新しくGoPro5が加わっているのだが。
双眼鏡はコンパクトなライカ・トリノビット 10×25 というのをもう20年以上使っているが、筐体が小さいわりにレンズが明るくて使い勝手がよく、とても重宝している。良い双眼鏡だと思う。

腕時計はSinnのUX EZM 2Bというオイル充填式の時計を山用として使っていたが、前々回のネパールで4,000mの高地で機器内に気泡が入り込むというトラブルに見舞われて、今はBARIGO E7という液晶タイプの時計に替えている。(それ以来、Sinnの時計は僕の中ではあまり信頼性は無くなってしまった。)


山の装備はすでにある程度揃っているので、ここにきて何かを買い足すということも無いと思っていたのだが、昨年12月に3,000m〜4,000m程度の山を10日間ほど歩いてみて、やはり歳のせいかその前に行った時よりも寒さに(少しだけ?)弱くなっている自分に気付かされた。

今年はもう少し標高の高い山(4,000m〜5,500m程度)を少し長く(20日間ほど)歩くことになるので、寒さは昨年以上なのは確かだな。ということは、今年は昨年以上に寒さ対策を万全にしておかないといけないということだ。
冬のヒマラヤで快適に過ごすためには、昨年以上の寒さに耐えれる身体を作る、、、じゃなかった、衣料を持っていく必要がある、ということなのだ。

ヒマラヤで標高5,000mを越えると、暖房設備の無い山小屋は部屋の中でさえ氷点下20℃にも下がるので、ガチで底冷えのする寒さになる。
ちなみに、昨年行ったところ(4,000m程度)では、部屋の中は0℃ 〜 -5℃程度までしか下がらなかったのでそんなに寒くはなかったのだが、さすがに室温 -20℃は寒いだろうな。
ということで、手持ちの衣類を見直して、特に厚手のメリノウールのインナー(上下)をモンベルで買い足したというわけです。パタゴニアのキャプリーン2のインナーも確かに温かいのだが、やはりメリノウールが一番信頼出来る。


トレッキングの装備品(衣類と寝具)memo
・アウター:ハードシェル×1(パタゴニア/トリオレットゴアテックス)、パンツ×2(マムート冬用と3シーズン)
・中間着:ダウンジャケット×1(パタゴニア/ウルトラライト)、ダウンパンツ×1(モンベル)、フリース×2(パタゴニアR1とマムート)、
・ベースレイヤー:厚手メリノウールシャツとタイツ×1セット(モンベル)、長袖シャツ×3(パタゴニア/キャプリーン2)、半袖シャツ×1(パタゴニア/キャプリーン2)、3シーズンタイツ×2(パタゴニア/キャプリーン2)、山用ショーツ×3、
・その他:冬用ウールソックス×2、3シーズンソックス×2、ダウンソックス×1、グローブ×3(薄手/厚手)、オーバーミトン×1、ネックウォーマー×1、メリノウールバラクラバ×1、ウールキャップ×1
・ダウンシュラフ(3シーズン/限界温度-1℃)、エアーシュラフマット+ピロー、

唯一、厳冬期用ではないシュラフがなんとも心許無いが、ダウンの上下を着てダウンソックスをはいてシュラフに潜り込めば何とかなるだろう。また、意外にエアマットの暖かさは前回体験済みで、これがあるのと無いのでは小屋泊まりでもぜんぜん体感温度が違う。ヒマラヤの山小屋の木製ベットは敷き布団を敷いているとは言っても、下からジンジンと冷えが伝わってくるのだ。、、、まぁいざとなれば、ガイドに言って湯たんぽを用意してもらおう。


それにしても今回は、衣服だけでもけっこうな荷物になるな。
日本から着ていく服はこれとは別なので、これらが全て預け荷物ということになる。その他の装備を含めると、制限重量30kgギリギリな感じがするなぁ。

この他にも、ストック2本、テルモス水筒、ナルゲン水筒、カップ、ファーストエイドキット、サンダル、食料(副食/カロリーメイトなど日数分)、調味料(醤油/ふりかけ/お茶/コーヒー)、ホカロン(日数分)、カメラ+GoPro、双眼鏡、予備バッテリーや充電器、電熱棒、など持って行くものはけっこう多いものです。


以前の投稿:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2016/11/23/

庭のタイワンホトトギスの花が咲き始めました … 庭の手入れ・WanderVogel2017/10/20

タイワンホトトギスの花
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最近バタバタしていて、放置している格好になっている自宅庭の草花。。。

いつの間にかヤブランの花が終ってしまっていたかと思ったら、気が付かないうちにタイワンホトトギスの花が咲き始めていた。
昨年だか、地下茎がはびこってあちこちにムシャムシャと生え始め勢力を伸ばしつつあったので、すっかり刈り取ってしまったのだが、生命力が強いのだろうな、再び伸び始め勢力拡大をし始めてきている。

花が咲き始めるとけっこう可愛いもので、丹沢の山に自生する3種のホトトギス(ホトトギス、ヤマホトトギス、ヤマジノホトトギス)のような清楚さは無いが、花の少ない初冬の庭にはなかなか良いものだ。
丹沢にはその他に、フォッサマグナ由来の丹沢の固有種、(サガミ)ジョウロウホトトギスという黄色い花を付ける変種のホトトギスが自生しています。


庭に咲くこのタイワンホトトギスは園芸種(台湾のタイワンホトトギスと日本のホトトギスの交雑種)のようで、日本での自生地は西表島にわずかに確認されているだけだと言います。
温かい地方の草花にしては、この寒風吹きすさぶ中でよく咲いています。
関東の街なか(公園や庭園)で見かけるホトトギスはほぼこの園芸種のタイワンホトトギスだと言います。

今年は日照時間と暑さが足りなかったせいか、いつもの年よりも花も少なく、なよなよした貧弱な感じがします。

丹沢のヤマジノホトトギス:http://hd2s-ngo.asablo.jp/blog/2017/09/03/

丹沢・秦野戸川公園まつりでクラフト教室 … 森林整備・Volunteer2017/10/21

ネイチャークラフト
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今日は雨の降る中、丹沢・秦野戸川公園で行なわれたイベントのボランティア活動でした。

一部のイベントが中止になる中、パークセンター前で行なわれた(我々を含めた)いくつかのブースイベントだけは予定通り行なわれることとなった。
朝9時から開始したネイチャークラフトとヨーヨー吊りのイベントでしたが、天気予報であれだけ大きく騒がれてはやはり人出は少なく、午前中の雨はパラパラ程度だったにもかかわらず閑散としていました。
それでも結果を見ると、20組ほどの子供連れがクラフト体験に参加してくれたのが幸いでした。

クラフトに使った素材は前もって集めてきたもので、スギ・ヒノキの輪切りをベースに、タケの輪切り、松ぼっくりやスギの球果、ヤブツバキの乾燥させた実、各種のドングリ、ヤシャブシやモミジバフウの乾燥させた実などを使って、子供たちは思い思いに(芸術作品を)制作をしていました。
作り上げた作品?は、みな壊さないように大事に持って帰ってくれました。
お昼を過ぎたあたりから雨足も強くなり、人出もさらに減ってしまい、我々のイベントも午後2時過ぎには終了・撤収となりました。

明日の「森林探訪」も超大型台風接近のニュースを受けて珍しく「中止」となり、せっかく期日前投票を済ませて準備していたのですが、残念でした。

今年は百年に一度とか、観測史上最大とか、超大型とか、恐ろしい枕詞の付いた気象予報が多かった気がします。
そのたびに、こちらも必要以上に大げさな対応をしなければいけないので、結果を見ると何もそこまで言わなくても??、と感じてしまうことも多かったように思います。
確かに,そういうひどい被害が出た地域はありますが、神奈川県や東京都などに限っていえば、天気予報のニュースで言われるほどのひどい状況ではなく、報道だけが一人歩きしている感があります。

ボルネオ・マヌカン島で見た樹木の正体は? … Borneo Trekking・WanderVogel2017/10/22

ヒノキ科?
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職業柄、日本でも海外でも、そこに生えている樹木には人一倍感心があるので、いろいろなところを旅して歩いていると、名前の解らない樹木や初めて見る草花などがけっこうあって、旅と山歩きは興味が尽きないものなんですよ。


今日は大型台風接近で家でじっとしているしかなかったので、先日のボルネオ旅行の写真を全て見直して、一気に写真整理をし終わったところです。
ムービーの整理までは疲れて出来なかったので、次回機会をみてしようと思っている。

写真の針葉樹はボルネオ島の熱帯雨林の中ではなく、サピ島やマヌカン島のビーチにあたかも日本の「白砂青松」といった趣きで生えていた針葉樹です。
植物に詳しい現地のガイドさんに聞いてみると「ヒノキの仲間だ」と言っていたが、それが分類上「ヒノキ科に属する樹木」という意味なのかどうかまでは解らなかった。

葉っぱを見るとまるでスギナやトクサのような形状をしているので、ヒノキ科に属するとしても何と言う樹木なのか僕にはそれ以上の知識は無かった。

日本に帰って来て、図鑑やnet検索で出来る範囲で調べてみたのだが、う~ん、、なかなかこれだ!という樹木の写真にはまだたどり着けないでいる。
ただ、頭の片隅の引出しにはしまっておくことにしよう。何かの折りにふとその疑問が溶けることも多々あるのだから。。。
一つ言えるのはまだまだ、勉強と修行が足りないということだ。


南の島のビーチの白い砂の上には、右上のような乾燥した球果(ヒノキぼっくり?)がたくさん落ちていた。
こんな感じで、ヒノキぼっくりとその中に入っている種子は波に運ばれて、別の海岸に流れ着き、発芽して増えていくのだろうか?など想像してみた。
ヒノキぼっくりの中には、日本のヒノキの種子よりもすこし翼の長い形状の2~3mmの種子がたくさん入っていた。写真右上の乾燥して茶色くなったヒノキぼっくりの表面に見えるたくさんの口は、その翼果が飛び出した跡なのだろう。

翼果自体は風に乗って飛ばされていく形状なので,種子が波間に浮かんで島に流れ着くとは思えないので、やはりこのヒノキぼっくりごとプカプカ浮いて流れていくのだろうか?


白い州浜にはこのヒノキの仲間?の針葉樹の他に、いかにも南国らしいマメ科の大木やガジュマル、ボダイジュっぽいイチジクの仲間やパパイヤの木などが生えていた。その樹間に尻尾の長いカニクイザルや体長1mを越える大きなミズトカゲが何げなく普通の顔をして歩き回っている。

海の青さもさることながら、浜辺で見られる樹木も動物たちも「ボルネオ!」していました。

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