山上の農園(4月)・畑仕事とシャガの花 … 畑仕事・WanderVogel2014/04/11

畑脇のシャガの花
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昼食時に事務所を抜け出して、山上の畑の偵察に行ってきた。

スナップエンドウはますますジャングル状態で、もはや手の施しようもありませんので、そのまま収穫まで手を入れないようにします。
もうどうにもなりません。
絹さやもツルが伸び始め、薄紫の花の蕾みが目につくようになりました。ツルが巻き付くように支えのポールを差していきます。
畝に生えてきた雑草を片っ端から引っこ抜いてきれいにして。今日の畑仕事は終わりにします。

畑脇の雑木(アラカシ、シロダモ、アオキ、ツバキなどの常緑の高木類)の林の下にひっそりとシャガの花が咲いていました。

この花を見るたびに、どこの沢だったか記憶が判然としないのだが、フライでの釣りを始めた頃 どこかの沢の源流部の流れの脇で見たシャガの大群落を思い出す。

それはいよいよ春本番という時期だったと思うのだが、とても静かな源流域の流れの中に斜めに差し込む太陽光に照らされたシャガの花に囲まれて、僕はひとり一生懸命ドライフライのロッドを振っていた。
それはそれは夢の中にいるような光景が広がっていました。

まさしく、李白先生の詠った「山中問答」の中の一節、「桃花流水 よう然として去る 別に天地の人間に非ざるもの有り」の心持ちでした。

畑でこのシャガの花を見て、そんなことをふと思い出した。

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