紅葉始めの聴秋閣・古建築公開 … 三渓園・WanderVogel2014/11/22

20141122聴秋閣と黄葉
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11月22日から「横浜に、秋を聴く」と題して恒例の「紅葉の古建築公開」が行なわれています。

今回は重要文化財の聴秋閣と春草盧の2棟が「公開」されています。
ただ、2棟とも内部に入れると言うわけではなく、聴秋閣に関しては日ごろ通行を禁止している流れ上の散策路を歩けるようにして、上から目線で聴秋閣を見る(写真のように)ことができます。
春草盧に関してもそばまで行けて、茶室内部を覗き込むことが出来る、という程度ですけど、普段なかなか見ることが出来ないのでそれはそれで貴重な体験と思います。

11/22の時点では、まだもう少し紅葉には早いかな、という感じで、樹木が立て込んでいる聴秋閣裏手のモミジの葉はまだ青々しています。
でも、内苑の池側のモミジは陽が当たっている関係で色付きも早く、すでに紅葉真っ盛りになっています。

春日局にゆかりのある「聴秋閣」は非対称の美しいバランスで造られたお茶室風のこじんまりとした建物で、散策路の上から見るとその特異な美しい意匠を解りやすく見ることができます。
写真のこの角度から見る聴秋閣が一番美しいのではないかと思います。周りのモミジが燃えるように真っ赤に色付くと、まさしく一見の価値があります。

園内は花の少ない時期ですが、ところどころにサザンカの花が満開になっています。


今日はボランティアガイドというより、園内で間伐作業をしてきました。
矢箆原家住宅の裏山に片付けられていない倒木が何本かあり、それを切り出して下ろしてきました。本来は庭園課の職員がすることなのでしょうが、なかなか手が回らずに今年春の大雪で倒れたままとうとう今になってしまいました。
このまま冬を迎えるわけにも行かず、何人かのボランティアの手で切り出し撤去しました。切り出した丸太は適当な長さに切って、囲炉裏で燃やす材料になります。


落ち葉の厚く降り積もった旧矢箆原家の先祖代々の墓石前の落ち葉を片付け、囲炉裏の間から見上げてもスッキリ見えるようにきれいに掃除をしておきます。

茅葺き屋根の民家「旧矢箆原家住宅」の囲炉裏の間(ダイドコロ)から見る裏面の石垣にカラタチバナが何本か植わっています。冬枯れして苔生した石垣に紅い実が映えて、素朴で落ち着いた風情を楽しんでもらえるようになったかな。

秋の紅葉・三渓園はこれから美しさが増してきます。

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