山上の農園(12月)・ダイコンの収穫に思う … 畑仕事・WanderVogel2014/12/03

畑仕事・ダイコン収穫
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12月最初の畑仕事、午前中に少し時間があったので畑に出て近々使う分だけとりあえず収穫して、マメの出来具合の偵察を兼ねて1時間ほど農作業をしてきました。

冬に入って気温が下がってきているので、周りの雑草の伸びが抑えられて助かってます。

昨年のダイコン大量収穫騒ぎでひんしゅくを買ったので、今年はダイコンもカブも小ロットでの生産です。

虫除けの農薬などは一切撒いていないので、葉っぱの根元に毛虫がついていることはしょうがないとして、虫喰いはその程度で、ダイコン自体は元気いっぱいに育っています。
手前の玉ねぎとワケギはまだちょっと元気がありませんが、そのうちもりもり育ってくるでしょう。


下段の畑には絹サヤとスナップエンドウとそら豆を植えていますが、そら豆だけがまだ発芽していません。
種を蒔いたのが2週間ほど前ですからもうそろそろ伸びてくる頃でしょう。

今月中にはマメの支柱を立て込まないといけないな。昨年の支柱は若干強度不足だったので、今度はもう少し頑丈にしよう。


畑で育てる段階で「農薬」を使っていないから、安全・安心のようなことを書いたが、実際のことをいうとそう単純にはいかない。

撒いている「種」や「苗」そのものにしても、実は今売られている野菜の種はほとんど全てが F1(交配種:ハイブリット)の種で、病原菌や虫害に強く、良く育って歩留まりがよいようにあらかじめ交配して作られたものだからです。

その種子を実らせる親株には大量の農薬・化学肥料を使用しているわけですから、発芽後に有機栽培、無農薬栽培で作ったとしてもその影響は残るでしょう。
しかも、種を買うと、袋に「消毒済(農薬使用)」とまで書いてありますから、二重に薬漬けにされていると言えなくもない。


F1(交配種:ハイブリット)の種は、もともと子孫を残せない種です。
大手種苗メーカーらがいろいろと操作して(メーカー側は「研究を重ねて」、と表現するだろうが…)、育て易いが遺伝子的には欠陥を持つ植物(野菜)、というのを無理やりに作ってしまった。
別の品種と交配させてできたそういった「野菜」は、見た目は大根やニンジンの種で、育ったものも大根やニンジンの形をしていても、大根やニンジンとは言えない遺伝子に変化していると言えます。


EU諸国を中心に大きく問題視されているネオニコチノイド系農薬による(とみられる)ミツバチの大量死や大量失踪は、日本でも最近良く耳に入ってくる話題になっています。EU諸国では全面禁止になっているこういった農薬も、日本では禁止されることなく今でも水田(稲につくカメムシ防除のため)に大量に空中散布されています。

F1の野菜だって種を作る際はもちろん、植えて発芽すれば花も咲きます。実がなるのですから当然ですね。
同じように花にはミツバチが群がります。実態は解りませんが、F1(交配種:ハイブリット)作物にはミツバチの生殖能力を奪い、ミツバチの大量失踪に影響を与えているのでは、と懸念する声を聞いたことがあります。


遺伝子の交雑によって作られたF1(交配種:ハイブリット)は、完全な遺伝子組み換え種子とは言えませんが、内情はかなり怪しいことが解ります。

とは言え、今日本で出回っているこういう種子の9割以上をアメリカなどからの輸入にたよっています。日本特産と思われがちのダイコンやカブや春菊などでさえそうなんです。
もちろん海外から搬送されるときには、虫やカビが付かないようにあらかじめ殺虫剤などで処理(コーティング)されて運ばれてきます。

スーパーなどで売られている野菜は、ほぼ100%がこのF1(交配種:ハイブリット)の種で採れた野菜とも言われています。


日本で有機・無農薬栽培で作られた安全・安心な野菜の種を手に入れようと思ったら、自家採取している農家さんに直接分けてもらうか、そういった自然農法の種の交換会などに参加するしかないのかもしれません。

実際問題そこまで気にしていては食べるものが本当に無くなってしまうのですが、普段口にしているお米も野菜も一口に「有機・無農薬栽培」といっても、一方でそういう側面を持っているんだ、ということは知っておくべきです。

まあ、福島第一原発の原発事故でいまだに だだ漏れになっている放射性物質の悪影響に比べれば、これくらいの影響なんて取るに足らないことなのかもしれませんけどね。

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